サンウルブズにとっての第三戦レベルズ戦はこれまでで最も点差をつけられて敗れてしまった。しかし、これまでにないラインアタックでゲインラインをきる場面や、スクラムでも優位に組むシーンが多く見られ、チームとしての成長を感じさせる試合だった。チームを率いる、ハメットHCと堀江キャプテンが感じたこととは一体。
「細かなところを最後までやり通せるようにしたい」堀江翔太キャプテン
――3戦目で疲れがあるのかなと感じたのですが。
堀江 そこまで疲れていないですね。自分が思った以上に疲れが出ているかもしれませんし。先週、連戦が続くと疲れが出てくると思いますが。
――今日の試合でポジティブな部分は。
堀江 ゴール前までボールを運べているのでもう少しのところでトライという部分はポジティブにとらえています。スクラムトライを奪える時にボールを出してしまった部分はBKとのコミュニケーションが出来ていなかったと思います。ラインアウトはスペースを見つけて取れるところを探せていました。ただ、トライを取り切るという最後のフィニッシュの部分だけ出来なかったと。ラインアウトのスキルは今後コーチとミーティングしていかなければならないと思います。
「ジャッカルが強い相手に対して、ラックの周辺で判断の難しい場面があった」マーク・ハメットHC
――前半のチャンスを逃してしまった原因は
ハメットHC 課題はスキルセットの部分だと思います。シンプルなキャッチだったりパスだったり。もちろん天候の部分も影響していたかもしれません。ラックの周辺で判断の難しい場面もありました。ゴールラインに近づいて、ペナルティーを取られてしまったところです。そこで相手にスローダウンをさせられてしまい、トライを取るきっかけを逸してしまったかなと思います。ラインブレイクした部分でも、サポート面でハードワークが足りなかった。オーストラリアのジャッカルが強いチームでは、ラインブレイクに対して孤立しないようにしっかりとサポートがつくことが大切です。
堀江 ブレイクダウンのところでしっかりとした仕事が出来なかった。寝てからのひと仕事が忘れていたり、寝方が悪かったり、小さな部分が原因で、ジャッカルの強いチームにボールを取られてしまった。細かなところ最後までやり通せるようにしなかければならないと思います。